認定店に聞きました!Vol.5
中京区/居酒屋
益や酒店
スタッフ佐藤 千春さん
ステキな笑顔でお客様をお出迎え。豊富なお酒の知識を活かし、お客様に「日本酒のおいしさ」を発信!
店舗紹介
全国から厳選した鮮度の高い日本酒を半合グラスで飲み比べでき、お酒によく合う一品料理も用意。気軽にスタンディングで楽しめるほか、テーブルやカウンターでもゆっくりと味わえます。
食べ残しゼロを目指すにあたって、特に力を入れている取組や工夫について教えてください。
お酒に合う料理を出すため、一皿にたくさんの量を盛ることはありませんが、メニュー表には料理の写真を掲載して、どれくらいの量なのかがわかるようにしています。また、お造りならツマを昔ながらの細切り大根ではなく、ドレッシングをかけたオニオンスライスにして残さず食べていただけるようにするなど、料理の付け合わせなどにも味付けをしています。
食材をロスなく使うためにしている取組は?
来店者数を考え、食材を仕入れることはもちろん、あまり料理で使わない部位などはまかないにしたり、みんなでアイデアを出し合って、新メニューにすることもあります。たとえば、セロリの加工時に余ってしまった葉の部分を、うまくアレンジすることでメニューやまかないご飯などに利用しています。当店はおばんざいも用意していますが、煮炊きモノも食材を無駄なく活かしやすい料理だと思います。
どんな取組があれば、食べ残しが減らせると思いますか?
東京などではインターネットやSNSを活用したフードシェアサービス※が少しずつ浸透しており、売れ残りや食べきれない料理を減らす取組が始まっています。京都ではまだフードシェアがそこまで進んでいませんが、そういった取組をお店、市民、京都市が一緒になって取り組めば、食品ロスを少しでも減らせるのではないでしょうか。
※小売店や飲食店で売れ残りが見込まれる食品が発生した際に、アプリ等に情報を掲載すると、近隣の消費者が安価で購入し、店に取りに行くというマッチングサービス
食べ残しゼロを目指すにあたって、メッセージをお願いします。
食べ残しがあった場合、それを処理するのにどれくらいの税金が使われているのかなど、食べ残しのデメリットをリアルに感じられる形で事業者や市民に情報を発信することも必要だと思います。お店側も、お客様も、お互いに食べ残しを減らすことが“当たり前”になるよう、私たちも京都市のさまざまな取組に今後も協力していきたいと考えています。