フィットネスジムのフードドライブで集まった食品をこども食堂へ

株式会社ダイレクト・ショップ×嵐山こども食堂

概要

「株式会社ダイレクト・ショップ」と「嵐山こども食堂」が連携した取組のご紹介です。

市内で運営するフィットネスジムでフードドライブを実施!地域とのつながりを大切に

ご家庭等で不要になっている食品を集めて、福祉施設やこども食堂等に寄付する取組「フードドライブ」。

24時間営業のフィットネスジム「エニタイムフィットネス」を運営する株式会社ダイレクト・ショップでは、「社会と共に 仲間と共に」という企業理念のもと、地域貢献の活動の一環として、令和5年3月から、同社が運営する京都市内のエニタイムフィットネスでフードドライブを開始されました。

地域との交流を大切にするという想いから、集まった食品は、近隣で活動されているこども食堂やフードバンク団体へ寄付されています。

ジム内に設置したフードドライブ回収BOXには、ジムの会員だけでなく、会員ではない方の持ち込みもあり、レトルト食品やお米、パスタ麺、缶詰、お菓子やプロテインバー、粉ミルクなどの食品が集まっているそうです。

食品の寄付を受け付けるだけでなく、フードドバンク団体のボランティア募集についての案内チラシも配架されています。食品の寄付以外にも、ボランティアとしてこども食堂やフードバンク団体を応援する方法もあるのですね。

また、食品を寄付してくださった方へのフィードバックも大切と考え、感謝の気持ちや、集まった食品をどのように活用したのかを、店舗スタッフが寄付者に伝えるなど、地域との関わりを大切にしながら、フードドライブ活動を今後も継続していくため、日々工夫を凝らしておられます。

長年、地域から愛されるこども食堂

平成271129日からスタートした嵐山こども食堂。

令和2年からは、コロナ流行を受けて、対面式ではなくお弁当の持ち帰り、フードパントリー活動(お米5キロと食材の無償配布)を継続されています。

毎回、学生さんや社会人、地域の方々などの大勢のボランティアが、食品の仕分け作業やお弁当作り、受付などを手伝っておられます。ボランティアの方々の心がこもったお弁当はボリューム満点でどれも美味しく、栄養もとれると大好評です。

嵐山こども食堂は、スタート以来、どなたでも参加できるこども食堂として、「お弁当を購入して応援」「寄付で応援」「お米やお菓子、食材の寄付をして応援」「お手伝い参加で応援」の、様々なスタイルで寄付をされたり、お手伝いに参加される方々と一緒に、誰一人見捨てない温かい地域活動や人との交流を創り出してこられました。

寄付された品物、寄付いただいた方の気持ちを大切に受け止め、お困りの方にお渡しする、そうした善意の循環によって、市内各所で、食材を寄付してくださる企業やご近所の農家の方、個人の方がだんだんと増え、輪が広がってきているそうです。 

フィットネスジムのフードドライブで集まった食品をこども食堂へ

エニタイムフィットネスの京都太秦店、京都葛野大路四条店では、令和53月からフードドライブを開始されました。

できるだけ地域密着の取組を、との考えで、同じ右京区内でこども食堂を運営されている嵐山こども食堂に、エニタイムフィットネスから寄付の相談を持ち掛けたところ、早速連携がスタート!

連携開始当初から40kgを超える食品が集まっているそうです!お米やパスタ麺、缶詰、お菓子類など食品が寄付されており、ひとり親家庭や生活困窮世帯のお子さんに渡されています。

食品を受け取られた方々からは、「育ち盛りの子どもたちはご飯をよく食べるので本当に助かっています」「物価高騰の中、本当にありがたい」という声がたくさん届いています。

地域に根差した企業を目指して、地域の方の心と身体を健康にしたいという想いから、商売を行うだけではなく、これからも地域交流や地域貢献を大切にしていきたいとのことです。

                                    (2023年12月取材)